K-1 ROMANEX(総合格闘技)
K-1 ROMANEXは、FEG(K-1)が行った総合格闘技大会である。正式な大会名は「ROMANEX 格闘技世界一決定戦(ロマネックス かくとうぎせかいいちけっていせん)」。
概要
2003年の大晦日に開催された「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」より、K-1軍VS新日本プロレス&猪木軍の流れを引き継ぐ形で開催された。藤田和之vsボブ・サップを始め、前年の大晦日に開催された「Dynamite!!」でノーコンテストとなった中邑真輔vsアレクセイ・イグナショフを中心としたカードが組まれた。大会当日の入場者数は14,918人満員札止めで、TV視聴率も13.7%と「大健闘」したものの、大会としては今大会のみで終了し、この後はミドル級を中心とした「HERO'S」をスタートさせた。
大会概要
イベント詳細
- 主催:FEG、TBS(東京放送)
- 後援:Fields
- 開催年月日:2004年5月22日
- 会場:さいたまスーパーアリーナ
- 開始時刻:午後5時
- 試合数:全10試合
- 放送局:TBS
ルール等
- 試合時間:5分3ラウンド(但し、オープニングファイトのみ2ラウンド)
- 勝敗の決め方:判定、打撃や投げ技によるKOもしくはTKO、関節技や絞め技、打撃で倒れた状態によるギブアップ、ドクターやセコンドによる試合続行不可能とするTKO
- 服装:グローブはオープンフィンガーグローブを使用。シューズは着用OKだが、レガースは禁止される。上半身は裸で、スパッツ及びトランクスを着用。
- その他:一部の試合においては、サッカーボールキックや4点ポジションでの膝蹴りが認められた。
- 使用するリング:6メートル四方のリング。
試合結果
- オープニングファイト ROMANEXルール 5分2R
○ グラディエーターvsアントニー・ハードンク ×
2R終了 判定3-0
- 第1試合 ROMANEXルール 5分3R ★
○ ブルー・ウルフvsトム・ハワード ×
2R 4:44 TKO ※グラウンドの膝蹴りからのタオル投入による
- 第2試合 ROMANEXルール 5分3R ★
○ LYOTOvsサム・グレコ ×
3R終了 判定2-1
- 第3試合 ROMANEXルール 5分3R
○ ゲーリー・グッドリッジvsザ・プレデター ×
1R 1:22 KO ※左フックからのパウンドによる
- 第4試合 ROMANEXルール 5分3R ★
○ ジョシュ・バーネットvsレネ・ローゼ ×
1R 2:15 KO ※マウントパンチによる
- 第5試合 ROMANEXルール 5分3R
○ 須藤元気vsホイラー・グレイシー ×
1R 3:40 KO ※膝蹴りからのパウンドによる
- 第6試合 ROMANEXルール 5分3R
○ BJ・ペンvsウェイン・ラドウィック ×
1R 1:45 肩固め
- 第7試合 ROMANEXルール 5分3R
- ドン・フライvs中尾芳広 -
1R 1:21 ノーコンテスト ※偶然のバッティングによる
- 第8試合 ROMANEXルール 5分3R ★
○ 中邑真輔vsアレクセイ・イグナショフ ×
2R 1:51 ギロチンチョーク
- 第9試合 ROMANEXルール 5分3R ★
○ 藤田和之vsボブ・サップ ×
1R 2:10 ギブアップ ※サッカーボールキックによる
★印:K-1軍vs新日本プロレス・猪木軍の対抗戦となる
その他
- 大会発表当初は「K-1 MMA Championship ROMANEX 格闘技世界一決定戦」としていたが、MMAを商標登録していたDSE※よりクレームがはいった為、 「ROMANEX 格闘技世界一決定戦」との表記となった。
※ドリームステージエンターテイメント:PRIDEの主催団体。当時、選手の引き抜きを巡ってK-1と対立関係にあった。
- 2003年の大晦日以来、アントニオ猪木がリングに登場したが、本大会以降は関わることがなくなった。なお、後継イベントの「HERO'S」では前田日明が スーパーバイザーに就任した。
- 一部の(アンチプロレスの)格闘技ファンには不評で、ベストバウトに須藤元気vsホイラー・グレイシ―を挙げるものが多い。
- 最終更新:2019-03-15 11:39:57